イエスキリスト著作のACIM(奇跡講座/奇跡のコース)解説など
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ACIMとは、イエスキリストからチャネリングされたA Course In Miraclesの頭文字語。「エイ・シー・アイ・エム」または「エイシム」と読む。

著作権が消滅してからは、いくつかの邦訳が現れてきた。

一つは、出版社ナチュラルスピリットの何年も待ち望まれた邦訳だ。『奇跡のコース 第1巻/テキスト(大内博訳)』という邦題で、ようやく2010年12月4日にて発売された。ところが仕上げが翻訳調なので、がっかりした購入者が少なくない。

もう一つは、FIP公認版である『奇跡講座』。加藤三代子・澤井美子訳で、中央アート出版社より出版され、2013年6月25日にて発売された。

ウィキペディア(Wikipedia)に載っていない真相については、次の記事をご参照。



ACIM(奇跡のコース/奇跡講座)の真相


ニューヨーク市にあるコロンビア大学医学部の助教授であった故H・シャクマン(Helen Schucman)博士は、1965年10月から1972年9月にかけて、イエス・キリストから奇跡の学習コースをチャネリングした。英題は『A Course In Miracles』(ア・コース・イン・ミラクルズ)となり、頭字語の『ACIM』としても知られている。

1976年に出版されてから20ヶ国語に翻訳された。全世界で2012年までは、口コミだけで200万部を突破。

ACIM(奇跡講座・奇跡のコース)をチャネリングしたH・シャクマン
H・シャクマン博士
B・セトフォード博士
B・セトフォード博士

「イエスの『声』は無音でした。心の中で聞こえる一種の速い口述という感じでしたので、内容を速記帳に書き止めておきました。手が勝手に動くような作業ではありません」と故シャクマン博士は述べる。

2003年10月には、8年にわたる法廷闘争のあげくに、ニューヨーク州の地方裁判所判事が下した判決で、ACIMの英語バージョンの著作権が暫定的に無効になった。

2004年5月28日には、上訴できる期限が切れたため、ACIMのすべての英語バージョンは正式に「公有財産」、つまり著作権が消滅状態となった。(但し、Clarification of TermsまたはUse of Termsというタイトルの用語集、そして各センテンスに付けられた番号だけは依然として著作権で保護されている)


邦訳は?

著作権が消滅してからは、いくつかの邦訳が現れてきた。

最初に現れたのは、ネットで販売されている『奇跡の道』という邦題で、田中百合子の個人試訳がある。

もう一つは、出版社ナチュラルスピリットの何年も待ち望まれた邦訳だ。この訳はおそらく『奇跡の道』に手を入れて大幅に改善したものだろう。『奇跡のコース 第1巻/テキスト(大内博訳)』という邦題で、2010年12月4日にて発売された。

ACIMの邦訳版


ところが、意味が満足に伝わらないその翻訳調にがっかりした購入者が少なくない。amazon.co.jpには、高く評価する声もあるが、下記のカスタマーレビューが正鵠を射ていると思う。

田中百合子さんの翻訳を読了・熟読し、ワークを終了した後に(ナチュラルスピリット社の『奇跡のコース』を)入手しましたが、 非常に読みづらい、と感じました。直訳的な感じがして、イメージが膨らみません。

一番最後のワークは、事情があって原文で行ったのですが、文章を読んでいるだけで 強烈なエネルギーワークを受けているようなクラクラした感じがする程パワフルなものでした。 田中さんの翻訳では、それ程ではなかったのですが、それでも十分に 「大きく温かい愛」に包まれたように体温が上がっていきました。

でも、この翻訳は、残念ながら私にはかみ合いませんでした(><)

もっと色々な方々の翻訳が出たらいいな。
Mさん(沖縄県沖縄市)


もう一つは、「奇跡講座のための財団(FACIM)」理事長K・ワプニック(Ken Wapnick)博士の監修下に翻訳された『奇跡講座』。

ACIMの邦訳版『奇跡講座』


FIP公認版である。加藤三代子・澤井美子訳で、中央アート出版社より出版され、2013年6月25日にて発売された。


キリスト教ではない

「わたしはクリスチャンではない」
 ――イエス・キリスト(P・タトル氏のチャネリングで)


「わたしが十字架にはりつけにされたのは、あなたたちが悪かったからではない」
 ――イエス・キリスト(ACIM)


「わたしもあなたも同じく神の子」  ――イエス・キリスト(P・タトル氏のチャネリングで)


ACIMはキリスト教ではない。教会堂等もない。礼拝など儀式もない。悟りへと導くコースだ。「時」や「空間」、「物質」、「因果」、「運命」、「人」などの驚くべき実相について現代人が理解できるように事を分けて説いてある。

また聖書を訂正する個所もところどころある。例えばイエスは、名聖句である「まづ神の国と神の義とを求めよ、されば凡てこれらの物は汝らに加へらるべし」(マタイ伝6:33)の「求めよ」を「念ぜよ」と訂正した。

当然ながら数多くのキリスト教原理主義者は、イエスの「声」を悪魔サタンのだとぎゃーぎゃーわめき立て、ACIMをブラックリストに載せている。


千ページを超える宝の山

ACIMのページ数は版によって異なるが、FIP版は、669枚のページでできたテキストブックと、488枚のページでできたワークブックと、92枚のページでできた教師用指導書という3つの書に成り立っている。3書が一冊にまとまっているので分厚い。

ACIMのワークブックには、悟りへと導く365課のレッスンが掲載されている。早くとも、1日に1レッスンを練習するペースで進めば一年でワークブックを終えられる。


独学できるコース

ACIMは人間の教師につかなくても独学できるコースだ。知識を蓄積するようなコースではなく、かえって、体験する不思議なアドベンチャーになる。聖霊が直接導いてくれるのでACIM専門学校などに通う必要はない。


「唯一の正式なACIM」は3種類?

FIP財団法人(Foundation for Inner Peace)はACIMの著作権を保持していたので、FIP版は長年にわたって出回っていた唯一のバージョンだった。このバージョンは、H・シャクマン(Helen Schucman)博士とB・セトフォード(Bill Thetford)博士が編集したままにとどまらず、K・ワプニック(Ken Wapnick)博士がさらなる編集を加えたものだ。

エンデバー・アカデミー(Endeavor Academy)という団体もACIMを出版して配っていた。そのバージョンもそっくりFIPのバージョンのままだった。

ACIM FIP版
ACIMのFIP版

1996年にはACIMの著作権・出版権を巡る、FIP対エンデバー・アカデミーの8年にわたる法廷闘争の火蓋が切られた。2000年になるとこの法廷闘争の一環として、裁判官からの不吉となる命令がFIP側に下った。

ワプニック博士が編集する前の段階の原稿はHLC原稿と呼ばれている。シャクマン博士とセトフォード博士が共に編集した原稿だ。「HLC」はこの原稿の評論をしたH・L・ケイシー(Hugh Lynn Cayce)氏のイニシャルにちなんでいる。

原文と思われた原稿はUrtextと呼ばれている。「Urtext」とは、ドイツ語で「原文」という意味だ。「原文」と呼ばれても、このUrtextも実は編集されたということが後に判明した。


シャクマン博士の速記

ACIM Urtext
ACIMのUrtext原稿

さて、裁判官からの命令は裁判関係者のために、Urtext原稿及びHLC原稿の封を切り、アメリカ合衆国著作権局(USCO)でシャクマン博士のACIM速記帳が閲覧できるようにするということだった。

それを機に、ACIM研究者たちはそれらの原稿を丸ごとコピーし、速記帳をためつすがめつ閲覧する便宜を得た。

そこでFIPのおくびにも出さない秘密が暴露。

ACIM研究チームの代表D・トンプソン氏(Doug Thompson)によると、イエスが編集長に指名したのはワプニック博士ではなかったということだ。イエスが指名したのはセトフォード博士だった。しかもシャクマン博士に自分で朱を入れないようにとはっきりと指示したそうだ。

ACIM Sparkly版


なのに、セトフォード博士が反対したにもかかわらず、シャクマン博士は勝手に最初の数章まで筆硯を新たにしたと、トンプソン氏がばらした。

そればかりか。

FIP側の前々からの主張が疑わしいということが判明した。その主張とは、「本文と無関係な個人的な対話は取り除いたが、本文はほぼ原文のままだ」ということだった。それに合わせて、「私が修正したのは微細な文法的ミスぐらいだけだった」というのはワプニック博士の主張。

ところがUrtext原稿とHLC原稿を参照すると、どう見てもFIP版は大幅に書き換えられたバージョンだということがわかる。

そこで2002年には、豪州に拠点を置くセトフォード財団法人(Thetford Foundation)は、HLC原稿をそのまま出版し始めた。配布・販売の領域は豪州・ニュージーランドに限定されていた。きらきら星のイラストが表紙に印刷してあったのでSparkly(=キラキラ)版、またはSparkle(=きらめき)版と呼ばれるようになった。セトフォード版とも呼ばれている。これはACIMの新しい正式版となった。

ACIM JCIM版
ACIMのJCIM改訂版

2006年には、CIMS財団法人(Course In Miracles Society)は、JCIM(Jesus' Course In Miracles)改訂版を出版した。JCIM改訂版は、Urtext原稿やシャクマン博士の速記帳に照らして、余計に書き換えられた各箇所を駆除し、イエスの指示に従った形になるように仕上げたバージョンだ。ACIM正式版の最新型となった。

ACIM
セトフォード(スパークリー)版

2012年9月には、出版社Illumination Arts社のDiamond Clear Vision部の部長T・ポピ(Ted Poppe)氏は、豪州・ニュージーランドに限定されていたSparkly版の配布・販売の領域を全世界に拡大することに成功した。


正真正銘のACIMはどっち?

「本文はほぼシャクマン博士がチャネリングしたままだ」とか、「修正されたのは微細な文法的ミスぐらいだけだ」とかいうFIP側の前の主張は変わった。

「ちょんとイエスからの指導を受けながら編集作業を行った」というのは、ワプニック博士の新しい主張となった。おまけに、「ワプニック博士が編集しなかったバージョンは恐ろしい害をもたらしかねない」と言うのは、ワプニック博士の信奉者たちの常套句となった。

FIPとCIMSの論戦は丁々発止となったわけだ。

そこで、どっちのバージョンが正真正銘なのか、直接ACIMの著者本人であるイエスキリストから聞くことになった。

Paul Tuttle
P・タトル氏

そこでイエスはP・タトル(Paul Tuttle)氏のチャネリングを通して次のように答えた。「両方にも要領がちゃんと入っているのでどっちでもいい」ということだった。

「路傍で拾う在り来たりの石をも、好奇心で眺めれば、その石がACIMと同じ役割を果たしてくれるよ」と付け加えた。


白熱を放っているゴーゴーとうなる金鉱

新約聖書にぽつぽつ出てくるイエスの御言葉がきらきら輝く金塊だと気付いた人は少なくない。金塊だとすれば、イエスの御言葉でぎっしり詰まった千ページを超えるACIMは、まばゆいばかりの白熱を放っているゴーゴーとうなる金鉱だと言っても過言ではない。

「あなたの充足は無限だ」
 ――イエス・キリスト


ウハウハ声がこだまするほど広々したこのまばゆいばかりの金鉱だけで満足する人が多いだろう。でもイエスからのプレゼントはそれだけで止まらない。

Raj Gathering・ACIM Study Group

想像を絶する得

1982年2月のときからイエスは、タトル氏のチャネリングを通してわたしたちに話し掛けている。1985〜2002年に掛けて、100回以上の『Raj Gathering』という集いを行なった。

それらの集いでは、奇跡や神秘的な治癒、人生相談、充足、問題解決、神、聖霊、テレポーテーション、死、カルマ、霊魂の再生、宇宙人の到来、守護神、時事問題、悟り、セックス、ACIM、金、瞑想、霊、時間、空間、物質、天国などありとあらゆる話題が取り上げられた。

天国の試写会だと言える。

2002年にイエスは、『Raj Gathering』にピリオドを打ってから、ACIM解説中心の『ACIM Study Group』というACIMオンライン放送を開始した。現在(2015年01月)にも続けられている。解説の一から十までイエス・キリスト自らが行なっている。HP名は『Northwest Foundation For "A Course In Miracles"』となっている。

当HP「イエスは語る」では抜粋集を日本語で読むことができる。



K・ヤマダ

改訂:2015.01.01
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「わたしはクリスチャンではない」等イエス・キリストの引用
イエス・キリスト著作のACIM(A Course In Miracles=奇跡講座/奇跡のコース)について